資格試験の合格の指針として、必要な勉強時間なんて囁かれることがあります。
司法書士試験の合格には、およそ3000時間の勉強時間が必要と言われていますが、これはあくまでも目安となるもので、これよりも短時間で合格された方もいると思います。
では仮に合格の指針として仮定した場合、1年間で毎日どのくらいの勉強時間が必要になるのでしょうか?
僕は令和4年度の司法書士試験に独学で挑み、合格することができましたが専業受験生でした。
時間に制約のある社会人にとっては重要な課題です。
そこで、この記事では、社会人が働きながら司法書士の試験に合格を目指すために必要な勉強時間の捻出と、隙間時間を有効活用した勉強方法について、まとめてみたいと思います。
社会人受験生のモデルケース
では僕の知人でもある実際に働きながら勉強していた、合格寸前までいった受験生の勉強スケジュールを例に挙げたいと思います。
この方は、司法書士事務所に補助者としてフルタイムで働きながら、5回受験をしていますが、そのときの一日の勉強時間と本試験の結果を参考に挙げたいと思います。
結果として合格には至っていませんが、午前午後の択一の基準点4回、記述式の記述点を3回クリア、2.5~5点足りずの総合落ちを3回経験しています。
合格まであと1歩のところです。
勉強スケジュール
フルタイムで働いていましたので、勤務日は月~金曜日の9:00~18:00になります。
月末は2時間程度の残業が発生し、休日は土日と祝日になります。
仕事がある日の勉強時間は、帰宅してから最低3時間、休日は6~8時間を目安に勉強していました。
年間スケジュールは、7月の試験が終わってから9月いっぱいは休み、10月になってから勉強を再開していました。
この学習スケジュールでは、年間1000時間程度の勉強時間になります。
自身の反省を挙げるとすれば、もう少し勉強時間は確保できたようです。
ですが、働きながらの両立は難しく、帰宅してすぐ机に向かうのは大変だと思います。
そこで、時間に制約のある社会人は、仕事の通勤前の僅かな時間や昼休み等の隙間時間を有効に活用する事が必要になってきます。
毎日の数十分単位の勉強の積み重ねが後々大きく作用します。
隙間時間でコツコツ積み上げる!社会人が司法書士試験に合格する為の勉強時間の捻出方法
社会人は時間の制約があるため、いかに勉強時間を捻出するかが合格への近道になります。
出勤前のわずかな時間や昼休み、通勤時間の隙間時間の有効活用は、社会人にとって非常に有効な勉強方法です。
そこで隙間時間の勉強におすすめなのは、いつも持ち歩いているスマホを使用した勉強です。
最近は予備校の講座にしても、スマホ一つで講義を視聴する事ができ、しかもテキストを持ち歩く必要がなく、いつでもどこでも勉強する事ができます。
社会人の隙間時間に合わせた講座も用意されていて、受講料もリーズナブルな価格で提供されています。
参考までに、今CMで話題のその代表格でもあるスタディングの受講料は、以下のようになっています。(※時期によって異なる事があります。)
約150時間の講義動画が視聴できて、この価格です。
最新の受講料や詳しい講座内容は、スタディングの公式サイトをご覧ください。
受講料は若干高くなりますが、そのほかの予備校の講座について、こちらにまとめています。
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スマホ学習の合格率について
特に最近はスマホ等を利用して、オンラインで勉強する方法が主流になってきていますが、気になるのは合格率です。
スタディング は受講料がリーズナブルでその代表とも言えますが、令和4年度の合格者の中に スタディング を受講されていた方がいました。
知人でも一人いますが、択一は午前・午後とも基準点をクリアしましたが、記述で足切りとなってしまいました。
その方の話では、スタディング の講座は、どうやら記述の対策が不十分とのことです。
僕は予備校の講座を受講することなく合格する事ができましたが、記述対策も含めて、全て市販のテキストで勉強しています。
記述対策におすすめの市販テキストがありますので、是非こちらの記事もご参考ください。
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