FP2級の受験資格は実務経験やFP3級に合格した者にありますが、この受験資格がなくてもFP2級を受験する方法があります。
受験資格として認められている方法ですが、意外に見落としていたり、よくわからない方もいるのではないでしょうか。
まずはFP2級の受験資格について触れてみたいと思います。
★この記事の内容★
FP2級の受験資格
実務経験なし、FP初学者が飛び級で2級を受験する方法
飛び級受験のメリットとデメリット
目次
FP2級の受験資格
FP2級の受験資格はこのように4つあり、いずれかの要件を満たしている必要があります。
- FP3級技能検定の合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
実務経験なしの初学者がFP2級の受験資格を得る方法
実務経験がなく3級にも合格していない初学者がFP2級をいきなり受験する方法ですが、もう一度上の受験資格をご覧ください。
それは受験資格の中にある、日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了することです。
この研修を受講して修了すれば、FP2級の受験資格を得る事ができます。
ではその認定研修は、一体どこで受講する事ができるのでしょうか?
日本FP協会が認定するAFP認定研修
AFP認定研修は、日本FP協会が認定する教育機関で受講できます。
研修には「技能士課程」と「基本課程」がありますが、FP2級の受験資格を得るのに必要な研修は「基本課程」です。
資格の学校でも研修を行っていますが、LECやTACは「基本課程」の研修とセットにしたFP講座を開講しています。
AFP認定研修のみを実施しているケースは少ないですが、アーティスは日本FP協会が認定する教育機関として「基本課程」の研修のみ実施しています。
研修はWeb講座になっていて、スマホやPCを利用して受講できます。
それではFP3級を受験せずに、AFP認定研修を受講して2級を受験するメリットはあるのでしょうか?
AFP認定研修を受講してFP2級を受講するメリット
実はFP2級も3級も勉強する内容に大差はありません。
試験で出題される「年金」「保険」「金融」「税金」「不動産」「相続」の6つの根本部分は同じです。
試験は毎年4ケ月ごとに行われますが、将来的にFP2級の合格をゴールにしている方にとっては、3級から勉強する時間と手間を省き、時間短縮できるメリットがあります。
しかしながら、試験の出題形式が異なりますので、2級は深堀して勉強する必要があります。
イメージとしては3級は広く浅く、2級は広く深く知っておく必要があります。
FP試験の合格率と試験の詳細はこちらにまとめていますので、是非ご参考ください。
-
-
FPの気になる試験内容と漠然としたお金の専門家のイメージ
続きを見る
FP2級と3級の試験内容の違い
学科試験はFP3級も2級も全60問出題されます。
3級は30問が正誤判断をする2択の問題、あと30問は3択の中から選択する問題、2級は全60問が4択の中から選択する問題です。
問題の選択肢が一つ増えるだけで、正答率に大きな違いが出てきますので、2級の難易度は3級と比べると高くなります。
結論として、いきなり飛び級でFP2級にチャレンジされる方は、勉強が好きで自信がある方に向いていると言えます。
![](https://sasuke-nyantame.com/wp-content/uploads/2020/10/名称未設定のデザイン-3-min-300x200.png)
通信講座や予備校では、FP3級と2級をセットにしたステップアップ講座を開講していることがあります。
じっくり勉強しながら2級合格を目指す方は、こういった講座を利用するのもおすすめです。
FP2級の人気の通信講座・予備校の受講料の比較はこちらにまとめています。
-
-
FP2級の人気の通信講座・予備校と受講料を徹底比較
続きを見る
FP2級は難易度の高い試験ですが、独学で合格することもできます。
市販のテキストも充実していますので、おすすめのテキストや問題集はこちらにまとめています。
-
-
FP2級のおすすめのテキストと必須アイテム
続きを見る
AFP認定研修を受講してFP2級を受講するデメリット
この認定研修は無料ではなく受講料がかかります。
FP3級の受験料(学科・実技で6,000円)とテキストや問題集の購入代金よりも高くついてしまいます。
AFP認定研修の受講料は2万円程度かと思いますので、最新の受講料や研修内容については、アーティスの公式サイトAFP認定研修(基本課程) でご確認ください。
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BOMVL+BOXHGY+3L4C+62MDD)