不動産会社に転職を考えている人は、真っ先に不動産売買の仕事を思い浮かべる方が多いかもしれません。
実はそれ以外にも不動産業界の仕事は大きく区分されていて、それぞれ年収も異なります。
この記事では、不動産業界の仕事の区分と年収について解説します。
不動産業界に転職を考えている人の悩み
でも、僕にはちょっと荷が重いな~。不動産会社でやっていけるかな?
売買の営業はきつそうだけど、他には何があるかな?
この記事ではこんなお悩みを解決します。
★本記事の内容★
不動産業界の仕事の区分と年収が分かる。
この記事を書いている僕は宅建士の登録を受けて、現在不動産会社で働いている会社員です。
不動産業界の仕事の内容
不動産業界では、業務を大きく4つに分けています。
不動産開発
不動産開発はビル、マンション、アパートや戸建ての新築物件の建設用地を仕入れて、建設会社やハウスメーカーと協力しながら建物を建設する業務です。
不動産業界では開発業務を行う業者をデベロッパーと呼んでいます。
この分野は上場会社や有名どころの大手不動産会社が多いです。
業界の中では若干敷居が高いと思います。
不動産売買
新築や中古物件の不動産販売、買主と売主との間で取引の仲介を行います。
不動産にもビル、マンション、アパートや戸建てがありますので、都心部と地方では扱う不動産の需要が違います。
都心では新築や中古マンションの販売、地方ではハウスメーカーで住宅の販売といったイメージです。
不動産賃貸
不動産賃貸は店舗や事務所、住まいを探している人と賃貸借契約を結ぶ事ですが、貸し手と借り手の間で賃貸の仲介を行う業務もあります。
駅前や商店街によくある、お部屋探しに行く不動産会社をイメージしてもらうといいです。
不動産管理
不動産管理は大家さんから物件を預かり、入居者の募集や家賃の集金、入居者やテナント入れ替え時の原状回復工事、設備のメンテナンスやクレーム処理など業務は多岐に渡ります。
ちょっと特殊なところで、一棟のビルやマンションを管理する管理会社もあります。
建物ごとに組織された管理組合の運営や共用部のメンテナンス、大規模修繕、ゴミ置き場、消防、防犯設備の管理など、丸ごと一つのビルやマンションに関わる業務を行います。
不動産会社の年収
不動産会社の年収は、大手転職サービスのマイナビ転職の「2020年度版 職種別 モデル年収平均ランキング」によると、業種別ベスト10以内に不動産の仕事が2つランキングしています。
6位に不動産営業(952万円)、10位に用地仕入(867万円)です。
不動産業界は他の業界と比較すると平均年収が高い傾向にありますが、その理由は固定給以外の歩合の高さにあります。
やはり多額のお金が動く不動産売買の営業の平均年収は高いですが、実際のところ販売実績にもよります。
あまり売れない営業マンは、毎月の給与が固定給だけという人も少なからずいます。
年収の魅力だけを考えずに、自分の適性に合った仕事を選ぶことも大切です。
宅建士は資格手当が魅力
不動産会社では宅建士の需要が高く重宝されますので、資格手当で毎月1~3万円支給してくれる企業も多いです。
営業が苦手で年収を上げたい方は、宅建士の資格手当が高い企業への転職を目指してみてもいいと思います。
これから宅建士を目指す方はこちらをご覧ください
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宅建士に独学で1発合格した短期合格者の勉強時間と勉強方法とは?
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未経験者の宅建士登録について
不動産業界への転職に合わせて宅建士登録を考えている方で、実務未経験者や2年未満の経験者の方は「実務講習」を受講する必要があります。
講習は宅建士の予備校で行っていることもあり、Web講座やDVDで受講できる講座もあります。
転職後に登録を考えている方は、受講できるまでに時間がかかることがありますのでお早めにご確認ください。
実務講習の実施機関
宅建士の資格の予備校で、次の3社は実務講習を行っています。
受講料は大体2万円です。
※最新の受講料と受講日は各公式サイトでご確認ください。
不動産会社で年収の高いホワイト企業を探すには
不動産業界は景気に左右されやすく、最近は求人倍率が低下していることもあり、色々と不安を感じると思います。
若干ブラックのイメージが強い業界ですが、年収が高い不動産会社でホワイト企業を希望するなら、求人で気になった企業には積極的に応募して、面接時に直接探ってみるのが一番の方法です。
また不動産業界に特化した転職サービスを利用するのもおすすめです。
宅建Jobエージェントは不動産業界に特化していて、しかも登録料は無料です。
是非この機会にお試しください。