FP2級は独学でも受かる試験ですが、決して簡単ではありません。
試験科目は6つの分野で構成されていますが、独学で受からない人は、ただ漠然と勉強しているように感じます。
全体で6割得点できれば合格できますので、6つの分野で満遍なく得点する必要はないのです。
この記事では独学で受からない人に共通する特徴を掘り下げてみたいと思います。
本題に入る前に、そもそもその人にやる気がある事が前提です。
FP2級に独学で受からない人に共通する特徴
ここからFP2級に独学で1発合格した筆者が考える、独学で受からない人の特徴をあげたいと思います。
その前に短期合格の心構えとして、次のことを念頭において勉強に励んでください。
少し気持ちが楽になると思います。
短期合格の心構え
冒頭でも述べましたが、この試験に受かるには6分野で満遍なく得点する必要はありません。
たとえ苦手な分野があったとしても、それをカバーできる得意分野を作ればいいことです。
途中壁にぶち当たっても、開き直って好きな科目を重点に勉強するのも一つの手であり、勉強を続けるコツでもあります。
FP2級は決して簡単な試験ではありませんので、独学で挑むのなら、この点を念頭に置いておいてください。
筆者が独学で合格したときに使用したテキストは、こちらの記事で紹介しています!
-
独学でFP2級に合格した時の使用テキストを紹介します!
続きを見る
それでは、FP2級に独学で受からない人の特徴を4つをあげていきます。
試験の概要を理解していない
FP2級に独学で受かるには、この試験の概要を理解する必要があります。
FP試験は、ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6分野で構成されています。
学科試験と実技試験があり、それぞれ6割以上の点数が取れれば合格ですが、各分野の点数に偏りがあっても問題ありません。
極端な話、1つの分野が0点であっても、他でカバーして全体で6割の点数が取れていればいいということになります。
合格の近道は、自分の得意分野を見つけ、そこを徹底的に伸ばすことです。
独学で受からない人はそれを知らず、ただ漠然と勉強しているように感じます。
僕の場合、宅建士に合格していることもあり不動産、相続・事業承継が得意分野でした。
FP2級は他の資格試験で出題される科目が多いのも特徴です。
無計画な勉強をしている
独学でFP2級に受かる人は学習計画を立てて、スタートしてから毎日決められた時間コツコツ勉強します。
また、実技試験は時間との闘いになりますので、演習の数を多くこなして、問題に慣れる必要があります。
独学で受からない人は何も考えず、数日おきにとりあえず勉強している人が多いです。
勉強していればいつかは受かると思ってダラダラ勉強していたら、いつになっても合格はできません。
市販されているテキストや問題集の種類が豊富だけに、やたらと手を出している人も見かけます。
いろいろと買い漁って手を広げるのではなく、自分がコレと思った一冊をひたすら集中してそれだけを勉強するようにしましょう。
独学で受かるには、学習スケジュールをしっかり立てる必要があります。
また、テキストを読みながらノートに大事なところを書き写したり、まとめることは絶対にお勧めしません。
楽な勉強だけしている
FP2級に独学で受からない人には、インプットもしていないのにアウトプットだけしている人がいます。
基本的に過去問を解くアウトプットは、テキストを読むインプットよりも楽な勉強です。
基本的に資格試験に独学で合格するコツは、インプットとアウトプットの繰り返しです。
ですがFP2級の試験に関しては、インプット3割、アウトプット7割ぐらいの比重でやったほうが勉強効率がいいように感じます。
特に実技試験は計算問題が出題されたり、時間との戦いにもなりますので、いかに数多くの問題演習をこなしたかが重要です。
独学が合っていない
厳しい事を言うようですが、数回のチャレンジも実らず合格に至らないようでしたら、学習スタイルを見直してみましょう。
この試験の受験者の中には、大学受験や資格試験の勉強で、自主的に勉強する独学に慣れている人もいれば、逆に初めて資格試験に挑戦する人もいます。
FP2級は合格率からみても、決して簡単な試験とは言えません。
独学が合っていない人は、通信講座等を検討してみてください。
-
FP2級に独学で短期合格するための勉強方法
続きを見る