資格

賃貸不動産経営管理士を取り巻く環境の変化と今後の試験対策の勉強方法

「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律案」が国会で可決されたことにより、今後は賃貸不動産経営管理士を取り巻く環境にも変化が起こると思います。

この動向に合わせて国家資格に昇格となれば、受験者の数、合格率や試験の問題にも変化が起こるのではないでしょうか。

従来の勉強方法で試験対策として大丈夫なのか、受験生にとっては重要な問題です。

 

この記事を書いている僕は、2019年に賃貸不動産経営管理士の試験に合格し、現在不動産管理会社で働く会社員です。

 

★本記事の内容★

賃貸不動産経営管理士の需要の変化

賃貸不動産経営管理士の今後の試験の動向

 

まずは、今後の賃貸不動産経営管理士の環境に大きく作用するポイントを見ていただきたいと思います。

 

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賃貸住宅管理業者の登録の義務化

これまで任意だった「賃貸住宅管理業者の登録」が義務化されることになります。

法律の施行は、令和3年6月からの予定となっていますが、施行となれば賃貸住宅管理業者(管理戸数200戸以上の事業者)は登録を急ぐことになります。

 

事務所ごとに賃貸住宅管理の知識・経験等を有する者の配置義務

登録には事務所ごとに賃貸住宅管理の知識・経験等(以下、賃貸不動産経営管理士等と称します。)を有する者の配置義務が伴います。

現段階の登録制度では、この要件を満たす賃貸不動産経営管理士等とは、以下のように定義されています。

賃貸不動産経営管理士

管理事務に関し6年以上の実務経験者

今後省令やガイドラインが公表される予定ですが、「賃貸住宅管理業者の登録」の義務化により、賃貸不動産経営管理士の活躍の場が明確となりました。

 

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サブリース新法

登録制度の義務化に先駆けて施行された、サブリース事業における特定賃貸借契約時の重要事項説明の義務化の制度。

これは賃貸不動産経営管理士等が行なうのが望ましいと推奨され、必要性・重要性が高まっています。

 

賃貸不動産経営管理士の今後の動向

来年の令和3年6月から法律が施行し(現段階での予定)、登録の義務化が開始されれば経過措置の期間に、各管理業者は登録を急ぐことになります。

各管理業者は事務所ごとに賃貸不動産経営管理士等の資格者が必要になり、賃貸不動産経営管理士の需要も必然的に高まると思います。

賃貸不動産経営管理士の国家資格の昇格も、その裏付けであると思いますが、受験者の数や合格率、難易度にも変化があるのでしょうか?

非常に気になるところです。

また、賃貸不動産経営管理士の資格の在り方にも変化がありますので、転職でも優位性が高くなると思います。

賃貸不動産経営管理士の転職ブーム到来か?!国家資格昇格後の不動産管理業の変化は?

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賃貸不動産経営管理士の試験は今後どうなる?

賃貸不動産経営管理士が国家資格になれば受験者は増えると予想されますが、近年の受験者数の推移からも見て取れます。

今年の令和2年の受験者数は、過去最多の27,388名に上りました。

 

賃貸不動産経営管理士の試験結果の推移

申込者数 受験者数 合格者数 合格率
H25 4,106名 3,946名 3,386名 85.8%
H26 4,367名  4,188名 3,219名 76.9%
H27 5,118名 4,908名 2,679名 54.6%
H28  13,862名 13,149名 7,350名 55.9%
H29 17,532名 16,624名 8,033名 48.3%
H30 19,654名 18,488名 9,379名 50.7%
R1 25,032名 23,605名 8,698名 36.8%
R2 29,604名 27,338名

このように毎年受験者が増えている一方、合格率は下がっていますが、H25年は受験者の数が今年の7分の1程度と極端に少なく、データーとしてこの結果はあまり参考にできません。

受験者の数が増えてきた近年の傾向だけを考えれば、8,000人~9,000人程度の合格者の輩出が目的のように思います。

 

賃貸不動産経営管理士の試験対策

あくまで僕個人の見解になりますが、受験者の数が極端に増えるようなことがない限りは、従来の勉強方法で試験対策として大丈夫だと思います。

しかしながら、この試験は歴史も浅く未知数な部分もあり、受験生の不安が多く残ります。

資格の予備校や通信講座も国家資格の昇格を見据えて、賃貸不動産経営管理士の講座を開講し始めています。

独学だけの勉強に不安を感じるようでしたら、試験対策の講座を利用して受験のプロを頼る方法もあります。

 

賃貸不動産経営管理士のおすすめの通信講座・予備校

賃貸不動産経営管理士の講座を開講している予備校や通信講座は、最近になって増えてきています。

また通信講座はスマホやPC、タブレットで講義動画を視聴して、いつでも勉強できるWeb講座が中心になっています。

社会人の方は、通勤時間や昼休みのスキマ時間を利用した効率の良い勉強ができます。

これから賃貸不動産経営管理士のおすすめの通信講座をご紹介しますので、今後の学習にご参考ください。

独学で合格したときの僕の勉強法は、こちらにまとめています。

賃貸不動産経営管理士の試験の合格率は?合格者の勉強時間と勉強方法をまとめてみた

続きを見る

 

アガルートアカデミー(Web講座)

アガルートアカデミーの通信講座は、スマホやPCでいつでも学習できるWeb講座になっています。

オリジナルのテキストを使用した一つの講義の時間は10分程度で、必要なことだけをコンパクトにまとめています。

 

Web講座
総合講義(インプット講義)
通常価格 43,780円
総合カリキュラム
通常価格 87,780円

※早期割引やキャンペーンなどによって価格が変ることがあります。

講座内容と最新の受講料やキャンペーン割引については、アガルートアカデミー公式サイトでご確認ください。



 

資格スクエア(Web講座)

資格スクエアの通信講座は、スマホやPCで学習するWeb講座です。

特徴は短期間で試験に合格するのに必要な事だけを学習し、敢えて満点を目指さないことで、内容を必要最低限にまとまめています。

短期集中型で効率よく学習できる講座です。

国家資格化に備え、講義時間・講義内容・オリジナルレジュメ等を大幅リニューアルしています。

賃貸不動産経営管理士講座
Web講座
通常価格 29,800

※早期割引やキャンペーンなどによって価格が変ることがあります。

講座内容と最新の受講料やキャンペーン割引については、資格講座 | 資格スクエア公式サイトでご確認ください。



 

スタディング(Web講座)

スタディングの通信講座は、スマホやPCでいつでも学習できるWeb講座になっています。

要点を集約した講義で、約8時間の短時間で基礎知識をインプットすることができます。

オプション講座で直前対策講座や模試を合わせて受講しても、かなりリーズナブルな価格です。

Web講座
賃貸不動産経営管理士 合格コース
通常価格 15,180円

※早期割引やキャンペーンなどによって価格が変ることがあります。

講座内容と最新の受講料やキャンペーン割引については、スタディング公式サイトでご確認ください。

オンライン資格講座 スタディング
 

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