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国家資格!賃貸不動産経営管理士は転職に有利?!

不動産管理業社は、国土交通省に管理業者の登録(一部例外あり)をしなければなりません。

登録には事務所ごとに賃貸住宅管理の知識・経験等を有する業務管理者を1名以上配置するものとされています。

この管理者は誰でもいいわけではなく、国土交通省で定める要件を満たす必要があります。

賃貸不動産経営管理士の試験に合格したものは、賃貸不動産経営管理士として登録を行い、業務管理者になれます。

この資格は以前は民間資格でしたが、今は国家資格となり、社会的に需要がある資格といえます。

 

この記事を書いている僕は、賃貸不動産経営管理士の試験に合格している現役の司法書士です。

 

★本記事の内容★

賃貸不動産経営管理士の需要の変化

賃貸不動産経営管理士は転職に有利?

では、賃貸不動産経営管理士が関わる不動産の管理業務とは一体どういったものなのでしょうか。

 

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不動産の管理業務

不動産屋の仕事には開発、売買、賃貸、管理とありますが、賃貸不動産経営管理士が関わるのは管理の分野です。

 

管理住宅管理業

管理の仕事は「賃貸住宅に関する管理事務を業として行うこと」と定義されていて、正式には管理住宅管理業と言います。

仕事内容は、不動産オーナーと管理受託契約を結んだ後やサブリース契約(転貸借契約)を結んだ後、基幹事務と呼ばれる管理事務をオーナーに代わって行います。

 

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基幹事務

基幹事務とは、次の3種類の事務をいいます。

  • 家賃・敷金などの受領に係る事務
  • 賃貸借契約の更新に係る事務
  • 賃貸借契約の終了に係る事務

これら事務のうち1つ以上の事務をオーナーに代わって行い、またはサブリース業者として反復継続して行うことが「賃貸住宅に関する管理事務を業として行うこと」に該当します

 

不動産業界の仕事についてより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

不動産会社に転職を考える前に!知っておきたい仕事の内容と年収

続きを見る

 

賃貸不動産経営管理士は転職に有利?!

 

賃貸住宅管理業者の登録

賃貸住宅管理業者(管理戸数200戸以上の事業者)は、国土交通省に「賃貸住宅管理業者」として登録をしなければなりません。  

その際に営業所・事務所ごとに賃貸住宅管理の知識・経験等を有する業務管理者を1名以上配置しなければならないとされていて、ここに賃貸不動産経営管理士は転職に有利になると考えます。

 

賃貸住宅管理の知識・経験等を有する者の配置義務

登録には営業所・事務所ごとに賃貸住宅管理の知識・経験等を有する業務管理者を1名以上配置しなければなりません。

業務管理者とは、以下のいずれかの要件を満たすものとされています。

管理業務に関する2年以上の実務経験(※1)+ 登録試験に合格(※2)

管理事務に関する2年以上の実務経験(※1)+ 宅建士 + 指定講習の終了

※1 実務経験に代わる講習を修了することで、実務経験2年に代えることができます。

※2 R2年度までに賃貸不動産経営管理士に合格し、R4年6月(移行期間終了)までに登録を受けた賃貸不動産経営管理士で、施行後1年の間に新法の知識についての講習(移行講習)を受講した者については、管理業務に関する2年以上の実務経験+登録試験に合格した者とみなします。

※3 賃貸不動産経営管理士の試験に合格し、登録をしたものは業務管理者になることができます。(登録時に2年以上の実務経験が必要(講習で代替可能)となり、登録+試験合格で要件を満たす)

(出典:国土交通省 賃貸住宅管理業法ポータルサイト『業務管理者について』

(出典:一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会『賃貸不動産経営管理士・業務管理者になるまでの流れ』

賃貸不動産経営管理士の活躍の場が明確になったことは確かですが、業務管理者に資格の保有が必須ではないのが弱いところです。

 

賃貸不動産経営管理士に独占業務はあるの?!

現段階では賃貸不動産経営管理士だけが行える独占業務は存在していません。

一応、次の業務は賃貸不動産経営管理士等が行わなければならないとされています。

ですが賃貸不動産経営管理士以外でも実務経験者なら行うことが認められていますので、残念ながら独占業務までとは言えません。

 

賃貸人に対する管理受託契約に関するもの

  • 重要事項説明書の説明
  • 重要事項説明書への記名・押印
  • 管理受託契約書への記名・押印

物件をオーナーから預かるときに結ぶ契約が、管理受託契約です。

 

転貸借(サブリース)の場合の賃貸人に対する賃貸借契約に関するもの

    • 重要事項説明書の説明
    • 重要事項説明書への記名・押印
    • 契約内容記載書への記名・押印

賃貸不動産経営管理士の今後の動向

以上のように、賃貸不動産経営管理士の需要が高まったことは過言ではないと思います。

不動産管理業を営む不動産会社への転職も有利になると言えます。

試験の受験者の数や合格率、難易度など、こちらの動向も非常に気になるところです。

今後の試験の動向について、下記の記事で考察しています。

気になった方は是非こちらもご参考ください。

賃貸不動産経営管理士を取り巻く環境の変化と今後の試験対策の勉強方法

続きを見る

 

ホワイト企業に転職したい!賃貸不動産経営管理士の求人の見つけかた

不動産業界はブラックのイメージが根強くあります。

特に管理業務が絡む投資用不動産では、これまで大小さまざまな事件が多く起こっています。

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