司法書士試験に独学で合格する為には、相当な努力と忍耐が求められますが、生活環境や学習環境、勉強方法も大きく作用します。
僕は令和4年度の司法書士試験に独学で合格することができましたが、残念ながら不合格となってしまった方が周りにはいます。
合格者の話や不合格者の話を聞く中で、独学で受からない人には、共通する特徴があるように感じました。
そこで、この記事では、司法書士試験に独学で合格できな人に共通する特徴について掘り下げて行きたいと思います。
★本記事の内容★
司法書士に独学で合格できない人の特徴
司法書士に独学で受かるには
本題に入る前に、そもそもその人にやる気がある事が前提です。
目次
司法書士に独学で合格できない人に共通する特徴
ここから司法書士に独学で受からない人の特徴をご紹介します。
特徴を挙げると次の6つです。
少々厳しいことを言っていますが、独学で合格するためには、予備校生以上に努力は必要だと思います。
私は独学で合格することができましたが、その為のアドバイスもこの記事の後半に載せてますので、是非最後までお読みください。
- 独学で受かるために必要な勉強内容を理解していない
- 機械的にとりあえず勉強している
- いつかは受かると思っている
- 楽な勉強だけしている
- 勉強方法の適性が合っていない
- 勉強時間が確保できない
司法書士に独学で受かるために必要な勉強内容を理解していない
司法書士の合格に必要な勉強時間は3000時間と言われていますが、実際時間は関係ありません。
試験に合格するために必要な勉強内容を理解して効率よく勉強すれば、もっと短い勉強時間で受かることができます。
まずは司法書士の試験の本質を知る必要がありますので、詳細はこちらの記事にまとめています。
合わせてご参考ください。
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隙間時間でコツコツ積み上げる!社会人が司法書士試験に合格する為の勉強時間の捻出方法
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とりあえず勉強している
独学で受からない人は何も考えず、数日置きにとりあえず勉強している人が多いです。
これだと勉強の進みが遅く、いつまで経っても知識として定着しませんので、間を空けず毎日繰り返し勉強する必要があります。
独学で司法書士に受かる人は、しっかり学習計画を立てて、スタートした日から毎日決められた時間コツコツ勉強できる人です。
いつかは受かると思っている
勉強していればいつかは受かると思ってダラダラ勉強している人です。
そもそも入口から油断しているので、最初から気持ちが欠けています。
難関資格の司法書士の受験勉強は長期間に及びますが、集中力は年々低下していきますので、長くても3年くらいの期間で合格を目指すのが理想です。
楽な勉強だけしている
司法書士に独学で受からない人は、インプットよりもアウトプットの勉強に偏っていることがあります。
基本的に過去問を解くアウトプットは、テキストを読むインプットの勉強よりも楽です。
独学で受かるには、その両方の繰り返しが必要です。
適性が合っていない
厳しい事を言うようですが、数回のチャレンジも実らず合格に至らないようでしたら、学習スタイルを見直す必要があるかもしれません。
独学が自分の適性に合っていない可能性があります。
学習環境が悪い方、自主的に勉強できない方など、心当たりがある方はこちらの記事を一度確認してみて下さい。
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司法書士は合格率低いけど独学でも受かるのか?まずは勉強方法の適性について考えよう!
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勉強時間が確保できない
僕も過去に補助者として働きながら勉強していましたが、合格レベルに達するには、仕事の日でも毎日3~4時間は勉強が必要だと思います。
社会人が司法書士の試験に合格できる前提には、毎日決まった時間の勉強の継続と、そもそも勉強時間が確保できるかが1番のポイントになります。
毎日の勉強時間を確保できないようなら、司法書士の試験に受かるのは難しいです。
特徴に当てはまってしまっても、本気で司法書士を目指したい気持ちが強く、家族や周りの理解が得られるようなら、思い切って生活環境を変えるのもありです。
司法書士の独学の学習計画の立て方
司法書士を独学で目指すには、学習計画の立て方と効率の良い勉強が必要です。
学習計画を立てるにあたり、1時間で読めるテキストのページ数や解ける過去問の数など、まずは自分の勉強のペースを知る必要があります。
次にテキスト1冊を読み終えるのにかかる時間、過去問1冊を一通り解くのにかかる時間を計算して、試験科目の全部を一通り勉強するのにかかる時間を算出します。
最後に試験日までの日数と1日の予定の勉強時間を掛ければ、勉強できる量が見えてきます。
あとは試験日までの見込みの勉強時間の中で学習計画を立て、それに従って毎日コツコツやっていくだけです。
司法書士に独学で受かるのに必要な勉強内容
司法書士の試験で合格レベルに達するには、本試験までにこなすべき勉強量があります。
個人差はありますが、基礎を固めるには、テキストは本試験までの1年間で最低3回、過去問は最低3回は一通り解いて欲しいと思います。
テキストの読み方の工夫で、次のように意識してメリハリを付けて読むと、より理解が深まって、効率の良い勉強ができます。
テキストの読み方
テキストはメリハリをつけて読むようにします。
メリハリとは通読、精読、熟読と徐々に質を高めていくことです。
最初は一回で全部覚えようとせずに、テキストの最初から最後までとりあえず通して読みます。(通読)
まだ要点がわかっていない段階なので、アンダーラインは引かないようにしてください。
ここで一周までにかかった時間、1時間あたりに読めるページ数を把握して、1時間当たりの自分のペースを把握します。
全科目のテキストが読み終わったら、また最初に戻って2週目に入ります。
1回通して読んでいる慣れもあり、最初よりスピードが上がって、内容も少し分かるようになります。
2週目で心がける事は、1週目よりも細かいところまで読み、要点と感じるところにはアンダーラインを引きます(精読)。
過去問の解き方
過去問で間違えた箇所や要点は、テキストの該当箇所の余白に書き込むようにします。
これをやると最終的に自分だけのオリジナルの最強テキストが出来上がります!
次にテキストを読むときは、前回引いたアンダーラインの箇所や余白に書き込んだこと、項目ごとの要点をより詳細に読むようにします(熟読)。
全科目読み終わったらまた過去問や問題集に入ります。
このようにテキスト読むときは、通読、精読、熟読を心がけて、最低3回読み終わったころにはある程度の土台ができていると思います。
ノートにまとめることは、内容が理解できていない早い段階でしないで下さい。
ただのテキストの書き写しになってしまいます。
今回この記事をまとめるにあたり参考にしたテキストや、受験に役立つ教材はこちらにまとめていますので、是非ご参考下さい。
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受験生が選ぶ!司法書士試験の独学におすすめのテキスト
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学習環境を整えよう
勉強をするにあたって、集中できる学習環境を作るのがとても大切になります。
特に机や椅子は重要で、これだけで集中力に違いが出ます。
身の回りの学習環境を整えるのことも受験には必要です。
こちらに集中力アップにおすすめの勉強アイテムをまとめていますので、学習環境の整理にお役立てください。
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全ての学生と受験生に捧げる!勉強の集中力アップにおすすめのアイテム16選
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