司法書士試験の王道合格ルートは、予備校に通って勉強することだと思います。
僕は司法書士試験に独学で挑み、8ヶ月半の受験生活を経て合格しました。
同期には早稲田、明治、上智などの一流大学の出身者もいますが、僕の最終学歴は工業高校卒です。
司法書士試験は、学歴に関係なく、誰でも合格できます。
そこで、独学で挑む受験生のために少しでもお役に立てればと思い、実際に僕が使用したテキストや教材を紹介することにしました。
ページが長くなりますので、インプット用とアウトプット用の教材に記事を分けて、ご紹介させていただきます。
全て市販されているものを使用しましたが、メインで使用したテキストは山本先生のオートマシステムや松本先生のリアリスティックといった有名ブランドではありません。
では何故このシリーズのテキストを選んだのか、合格した令和4年度の司法書士試験が初受験ではなく、その前に受験経験があったことが理由にあります。
具体的な理由はテキストをご紹介した後に述べさせていただきます。
会社法・商業登記法は内容が被るところが多々ありますので、読む時間を考慮すると、2科目で一冊になっているテキストのほうがいいと思います。
それでは、インプットに使用したメインテキストからご紹介します。
目次
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 1 民法〈総則・債権〉
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 2 民法〈物権・担保物権〉
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 3 民法〈親族・相続〉
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 4 不動産登記法1
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 5 不動産登記法2
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 6 商法・会社法
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 7 商業登記法
- 山本浩司のオートマシステム 6 会社法・商法・商業登記法 I 第10版
- 山本浩司のオートマシステム 7 会社法・商法・商業登記法 II 第11版
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 8 民事訴訟法・民事執行法・民事保全法 第4版
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 9 供託法・司法書士法 第4版
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 10 刑法 第4版
- 司法書士 スタンダード合格テキスト 11 憲法 第4版
- このテキストを選んだ理由
- 記述式試験の学習テキスト
- 司法書士 山本浩司のautoma system 不動産登記法 記述式 第12版
- 司法書士 山本浩司のautoma system 商業登記法 記述式 第10版
- 司法書士 雛形コレクション300 不動産登記法 第4版
- 司法書士試験 雛形コレクション300 商業登記法 〈第4版〉
- 司法書士試験 六法
司法書士 スタンダード合格テキスト 1 民法〈総則・債権〉
民法の総則編と債権編で一冊になっているテキストです。
司法書士 スタンダード合格テキスト 1 民法〈総則・債権〉 第5版
司法書士 スタンダード合格テキスト 2 民法〈物権・担保物権〉
民法の物件編と担保物件編で一冊になっているテキストです。
司法書士 スタンダード合格テキスト 2 民法〈物権・担保物権〉 第5版
司法書士 スタンダード合格テキスト 3 民法〈親族・相続〉
民法の親族偏と相続編で一冊になっているテキストです。
司法書士 スタンダード合格テキスト 3 民法〈親族・相続〉 第5版
司法書士 スタンダード合格テキスト 4 不動産登記法1
2022年7月1日時点での情報に基づき、2023年4月1日までに施行が確定している法改正等は反映されています。
不動産登記法のテキストがⅠ、Ⅱの2冊ありますが、総論偏と各論編という括りではありませんので、収録内容は購入ページでご確認ください。
司法書士 スタンダード合格テキスト 4 不動産登記法1 第5版
司法書士 スタンダード合格テキスト 5 不動産登記法2
2022年7月1日時点での情報に基づき、2023年4月1日までに施行が確定している法改正等は反映されています。
司法書士 スタンダード合格テキスト 5 不動産登記法2 第5版
司法書士 スタンダード合格テキスト 6 商法・会社法
このシリーズのテキストの特徴として、条文に解説が付いているようなものになりますので、特に初学者の方は丸暗記になってしまうので頭に入りづらく、個人的に会社法の勉強にはおすすめしません。
受験勉強のときは会社法と商業登記法は山本先生のオートマシステムを使用しました。
司法書士 スタンダード合格テキスト 6 商法・会社法 第3版
司法書士 スタンダード合格テキスト 7 商業登記法
会社法のテキストと内容が被るところが多々ありますので、商業登記法の勉強にはあまりおすすめしません。
商業登記法の勉強には山本先生のオートマシステムを使用しました。
山本浩司のオートマシステム 6 会社法・商法・商業登記法 I 第10版
令和4年9月施行の改正会社法、商業登記法・規則に対応しています。
山本浩司のオートマシステム 7 会社法・商法・商業登記法 II 第11版
令和5年に施行された改正商業登記規則の内容(スマホ等の提示の利用、外国会社の代表者の印鑑提出)を収載しています。
司法書士 スタンダード合格テキスト 8 民事訴訟法・民事執行法・民事保全法 第4版
民事訴訟法・民事執行法・民事保全法で一冊になっているテキストです。
司法書士 スタンダード合格テキスト 8 民事訴訟法・民事執行法・民事保全法 第4版
司法書士 スタンダード合格テキスト 9 供託法・司法書士法 第4版
供託法と司法書士法で一冊になっているテキストです。
司法書士 スタンダード合格テキスト 9 供託法・司法書士法 第4版
司法書士 スタンダード合格テキスト 10 刑法 第4版
刑法が収録されているテキストです。
司法書士 スタンダード合格テキスト 11 憲法 第4版
憲法が収録されているテキストです。
試験に出題されそうな判例もしっかり載っています。
このテキストを選んだ理由
以上のように、会社法・商業登記法の勉強にはオートマシステムを使用しましたが、他の科目はWセミナーの市販本であるスタンダード合格テキストを使用しています。
知らない方も多いと思いますが、僕の感覚では、このテキストは初学者よりも中級者向けで、内容は条文を挙げながら解説を入れる作りになっています。
解説が付いた六法のようなイメージです。
また、山本先生や松本先生のテキストと違い、著者の感情やら解釈が表に出てこないので淡々としている感じです。
令和4年度の司法書士試験に合格する事ができましたが、初受験ではありません。
平成27年度の試験を受けて不合格になり、その後受験を諦めてしまったのですが、7年のブランクを経たのち、8ヶ月半の専業受験で合格することができました。
ですので、学習経験者としては条文に忠実で、著者の感情やらが表れていないこのテキストが勉強しやすかったことが理由にあります。
普段から条文の勉強を大事にしている受験生には最も向いているテキストです。
記述式試験の学習テキスト
記述式の試験対策も予備校の講座を受講することなく独学で勉強しましたが、記述式の勉強におすすめの神本があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、それは山本先生のオートマシステムです。
これ一択で十分だと思います。
むしろ予備校の高い講座を受講するなら、まずはこれって感じです。
他に伊藤塾の山村先生の答案構成力を3回ほど回しましたが、オートマシステムを全問完璧に仕上げるつもりでぐるぐる回せば十分です。
あとは平成20年度以降の記述の過去問を3回ずつ回しています。
記述の過去問はやらなくていいという話もありますが、僕はやったほうがいいと思います。
何故なら、本試験の問題を作るときに、過去問を見て作っている形跡を感じるからです。
僕は以前学習経験があり、補助者経験もありましたので、不動産登記法・商業登記法のひな型はある程度覚えていました。
ゼロから独学で勉強する方は、まずはひな型から勉強することをおすすめします。
司法書士 山本浩司のautoma system 不動産登記法 記述式 第12版
まさに神本といっても過言ではない、独学で挑むなら記述対策の勉強に欠かせない1冊です。
良問を揃えた問題集といったところで、解説があっさりしているのが特徴です。
インプットというより、ひたすら問題を解く、アウトプット用のテキストです。
司法書士 山本浩司のautoma system 商業登記法 記述式 第10版
同じく、まさに神本といっても過言ではない、独学で挑むなら記述対策の勉強に欠かせない1冊です。
良問を揃えた問題集といったところで、解説があっさりしているのが特徴です。
インプットというより、ひたすら問題を解く、アウトプット用のテキストです。
司法書士 雛形コレクション300 不動産登記法 第4版
初学者の方は手にしたい1冊です。
ひな型を覚えるには、こちらのテキストをおすすめします。
司法書士試験 雛形コレクション300 商業登記法 〈第4版〉
初学者の方は手にしたい1冊です。
ひな型を覚えるには、こちらのテキストをおすすめします。
司法書士試験 雛形コレクション300 商業登記法 〈第4版〉
司法書士試験 六法
受験勉強には六法が必要です。
司法書士試験に関連する法律・規則のみ掲載しています。