新しい引っ越し先のお部屋探しはワクワクして楽しいですよね。
新しい住まいと環境に心躍らせて、物件を探しをはじめると思います。
でも決していいことばかりではありません。
気を付けなけらばならないこともあります。
これから一人暮らしや引っ越しを考えている方が、失敗しない為の賢いお部屋探しのコツについて、元不動産会社の賃貸営業マンが分かり易く解説します。
僕は不動産屋でお部屋探しの営業マンをしていたことがありますが、この記事はそのときの経験をもとに書いています。
目次
お部屋探しのコツとなるポイント4つ
新しい引っ越し先のお部屋探しでコツとなるポイントは、大きく分けると次の4つです。
- 初期費用
- お部屋探し
- お部屋の探し方
- 引っ越し費用
この4つのポイントをテーマにして、さらに深堀していきます。
初期費用
お部屋を契約するときに不動産屋から余計な初期費用を請求され、思っていたより高い金額で契約してしまった、なんてことはありませんか?
ここでは余計な金額に騙されず、賢いお部屋の探し方について、初期費用の面からお話します。
まず一般的に初期費用でかかるものです。
- 敷金
- 礼金
- 火災保険料
- 鍵交換料
- 保証会社利用料
- 仲介手数料
- 日割家賃と翌月の家賃
この費用が全部かかるというわけではありません。
引っ越しの時期や、物件を貸し出す大家さんの契約条件によって違います。
もし仮にこれらが全部かかると約賃料の5ケ月分になります。
では次にこの初期費用について、さらに深堀りしていきます。
敷金について
敷金は退去する時のクリーニングや修繕費用をあらかじめ前渡しするものです。
退去した後の室内の状況で精算をして、余った分は戻ってくるのが原則です。
使い方が荒かったり、壁や床に傷をつけてしまうと余計に費用がかかります。
預けた敷金の返金がない、敷金の償却を条件にしていることもありますので、お部屋探しのときは注意が必要です。
保証会社利用料
契約時に連帯保証人を誰かに頼むのではなく、代わりに家賃を保証してくれる会社と契約するときにかかる費用です。
最近は保証会社と契約するケースが多くなっていますので、一般的にはかかるものだと思って大丈夫です。
仲介手数料
仲介手数料は、物件を紹介してくれた不動産屋に支払いますが、原則法律の規定では賃料の半月分が上限です。
しかしながら、この上限を超えて賃料1ケ月分を請求してくる不動産屋は非常に多く見受けられます。
良心的に仲介手数料を無料で紹介してくれる不動産屋もありますので、必ず初期費用の見積もりは数社に依頼するようにしましょう!
依頼者の承諾があれば賃料の0.5ケ月を超える金額を請求してもOKにはなっていますので、契約書や署名を求められる書面に、このような一文の記載がないか気を付けましょう!
その他の費用
上で挙げた費用以外で、何か他の請求をされたら怪しんだほうがいいです。
例えば、入居前に室内消毒や害虫駆除の費用の請求です。これは裏で請求を盛っている疑いがありますので、このような費用の請求があったときは、いくつかの不動産屋に見積もりを依頼するようにしましょう!
物件を紹介してもらった不動産屋以外のところに、見積もりを依頼することは問題ないです!
お部屋探し
お部屋探しの基準には、駅からの距離や室内の設備、セキュリティなど、人それそれ重視するポイントが違います。
最寄り駅からの時間を計測する場合、法律上道路距離80mにつき1分で表記する事になっています。
これは直線距離ではなく、実際にある最短ルートの計測になります。
途中に信号待ちの時間や歩道橋、坂道があっても変わりません。
最寄り駅から近いに越したことはありませんが、駅からの距離が近いという事は線路も近い可能性があります。
そうなると問題なのは騒音です。
セキュリティ対策を考えるならオートロック付きで2階以上の物件、人通りの多い立地にあると安心です。
現地を見に行くのが一番ですが、遠方で見に行けないときはGoogleマップを使って必ず周辺立地と駅からのルートは確認してください。周辺の買い物施設と夜道ルート、お墓の場所なども確認したほうがいいですね。
家賃と収入のバランス
家賃は手取り月収の30%が理想と一般的には言われていますが、家賃が高くても良い物件に住みたい方や、家賃を抑えて毎月しっかり貯金したい方もいらしゃいますので、個人の価値観、幸福度は個人的に人それぞれだと思っています。
ただ気を付けて欲しいのは、お部屋の家賃以外にも、毎月かかる固定費があるということです。
また賃貸の入居審査では家賃の支払いと収入のバランスを見て判断されます。
審査が通らなけらな借りる事はできませんので、その人にあった家賃の適正水準は存在します。
水道光熱費、携帯電話料金、生活費など、家賃以外にもかかる固定費がある事を忘れてはいけません。
お部屋の探し方
インターネットのポータルサイトを見てお部屋を探される方が多いと思いますが、リアルタイムの情報ではないので、募集が終了している場合があります。
人気物件は奪い合いになりますので、気になった物件があればすぐに行動しましょう。
不動産屋選び
ネットで気になった物件があれば不動産屋に連絡して来店の予約をします。
不動産屋によっては非公開の店頭のみで募集している物件を扱っていることもありますが、不動産屋の営業マンは色んな方がいますので、親身になって話を聞いてくれる方を選びましょう。
初期費用の金額で、高額な仲介手数料や余計な費用を請求されたときは、数か所の不動産屋に見積もりを依頼したほうがいいですね!
引っ越し費用
引っ越し業者の費用は時期や業者によって極端に違うケースがあります。
年間通して一番忙しい春先のシーズン(3月がピークです)は、通常の時期の倍はかかると思ったほうがいいです。
引っ越し費用は、引っ越し業者によって基準が違い金額も様々なので、必ず数社に見積もりを依頼するようにして下さい。
これをするかしないかで金額が大きく変わります。
また他の業者の見積もり金額が出ていると、費用の交渉材料にもなります。
僕の経験ですが、引っ越し業者の見積もり費用が、A社とB社で倍近く違うことがありました。引っ越しシーズンのピーク時期で、業者の言い値が通りやすかったのかもしれません。
引っ越し費用は、業者と電話でいくつかの確認事項に応えれば、すぐに概算金額を教えてくれることがあります。賢い引っ越しをするなら、多少の手間は惜しまないほうがいいですね。
引っ越し業者の手配
いくつかの業者に引っ越し費用の見積もりを依頼し、金額の折り合いが付けば実際に依頼しましょう。
予定している引っ越し日に業者のスケジュールが空いてれば簡単に事が運びますが、引っ越しシーズンの時期は、こちらの予定日に手配できないことがあります。
準備は早い段階からやったほうがいいですね。
賢いお部屋探しと引っ越しのコツ
ここまで見てきたようにお部屋探しには時間と手間がかかるものです。
物件探しから引っ越し業者の手配、荷造りから荷ほどきまで一苦労だと思います。
賢いお部屋探しと引っ越しのコツについて、おさらいすると次の二つが重要なポイントです。
- 初期費用で余計な費用を支払わない
- 引っ越し費用は妥協しない
この二つのポイントをクリアして賢いお部屋探しと引っ越しができれば、場合によっては10万円近いお金の節約ができる可能性があります。
それにはどうしたらいいのか?
やはり時間と手間はかける必要があります。
お部屋選びをはじめるタイミング
引っ越し先のお部屋選びの目安の時期は、遅くても引っ越し予定日の2週間前、春先の引っ越しシーズンは引っ越し業者の手配が順調にいかないこともあります。
この時期は余裕をもって3週間前までに、次の物件が決まっていると安心です。
特に普段時間に余裕のない忙しい方は、後々後悔しないように気を付けて欲しいと思いますが、どうしても時間がない方に、おすすめの方法があります。
お部屋探しと引っ越しに時間が避けないときは
物件探しに不動産屋に行く時間がない方や、遠方からの引っ越しで現地まで行く時間がない方におすすめするのは、いつでも対面なしで対応してくれる不動産屋での物件探しです。
特にこのご時世で三密を避けたい方にもおすすめです。
こちらのチャット不動産はチャットでの対応がメインで、仕事が終わった夜中の時間でも対応してくれます。
引っ越し費用も必ず数社に対して見積もりを依頼して欲しいですが、1件ずつ依頼するのは結構な手間がかかります。
もしその時間が取れず、面倒な手間を省略したい方におすすめの方法は、一括して複数の引っ越し業者に見積もり依頼ができるサービスを利用することです。
は、物件情報サイトのHOME'Sを運営しているLIFULLの提供する一括見積りサービスになりますので、安心してご利用いただくことができます。