国家資格の昇格したばかりの賃貸不動産経営管理士ですが、この試験は歴史が浅く、未知数な部分が多いです。
今後の受験者の数や合格率、試験の難易度も含め、今まで通りの勉強方法が通用するのでしょうか?
多くの受験生が不安を感じるところだと思います。
この記事を書いている僕は、試験が難化した年の2019年に独学で合格をすることができました。
受験者の多くの方がいだく疑問にお答えし、自身の経験をもとに短期合格に向けた効率の良い学習方法をご紹介します。
目次
賃貸不動産経営管理士の試験の合格率と難易度
賃貸不動産経営管理士は今はまだ民間資格ですが、国家資格への昇格に向けて動いています。
昨年度は受験者が増え、試験も難化しました。
2020年度からは出題数も増えますので、試験の難易度は高くなってきています。
申込者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
平成29年(2017年) | 17,532名 | 16,624名 | 8,033名 | 48.3% |
平成30年(2018年) | 19,654名 | 18,488名 | 9,379名 | 50.7% |
令和1年(2019年) | 25,032名 | 23,605名 | 8,698名 | 36.8% |
令和2年(2020年) | 29,591名 | 27,338名 | 8,146名 | 29.8% |
令和3年(2021年) | 35,553名 | 32,459名 | 10,240名 | 31.5% |
近年の傾向を見る限り、国家資格になってからは受験者が増え、合格率は30%前後で推移しています。
受験者は、今後も引き続き右肩上がりで推移していくような気がします。
会社員でも独学で合格可能?
普段仕事に忙しいサラリーマンでも合格できます。
実際僕もサラリーマンとして働きながら勉強し、市販のテキストと過去問を購入して独学で合格しできました。
4問免除も使っていません。
賃貸不動産経営管理士の試験に合格までの勉強時間と勉強方法
1日の勉強時間は仕事中の昼休みの隙間時間、帰宅して1〜2時間、休みの日も変わらず同じ時間です。
賃貸不動産経営管理士に合格までの合計の勉強時間は50〜60時間くらいで、期間でいうと3週間くらいです。
勉強に使用したテキストは市販のものですが、おすすめのテキストや問題集はこのあとご紹介します。
賃貸不動産経営管理士の仕事をより詳しく下の記事で解説しています。
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不動産資格のニューカマー賃貸不動産経営管理士は国家資格?その独占業務について
続きを見る
賃貸不動産経営管理士の試験勉強に使用したテキスト
これから実際に勉強に使用したテキストと勉強方法をご紹介しますので、今後の受験勉強の参考にしていただければと思います。
それではご紹介します!
メインテキスト
ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集
学習用のメインテキストはこちらのテキストを使用しました。
見やすいデザインに内容も分かりやすく書かれていて、この一冊を読めば大体理解できます。
また予想模試も付いているので、ここまでしっかりやれば万全です。
2020年版 ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集
合格までの学習内容
このテキストをまずはじめに一読。
次に重大論点だけ一読しました。
最終仕上げで付属の予想模試もやり込みます。
間違ったところは見直しをして、解き直しをするようにして下さい。
過去問
賃貸不動産経営管理士 過去問題集
学習用の過去問はこちらの問題集を使用しました。
歴史が浅いだけに未出の重要論点が多い資格ですが、同じような問題を繰り返し出題してきている傾向があります。
近年の過去問の中からの出題もありましたので、過去問は一回は通してやる価値はあります。
このテキストは非常に分かりやすく解説されているので、間違ったところ、曖昧な部分は回答までしっかり読み込んで、付随する論点も知識として定着するように覚えましょう。
合格までの学習内容
このテキストは一回通して解きました。
肢別ごとの回答までしっかり読み込みます。
間違ったところは最後にもう一回解きなおしをしました。
学習用教材のおまけ
楽学 賃貸不動産経営管理士 一問一答
最終仕上げにおすすめの問題集。
知識の確認と定着は一問一答式の問題を解くのが一番です。
合格までの学習内容
時間がなくて一通り解くことはできませんでしたが、付属の予想問題はしっかりやり込みました。
間違ったところまで、しっかり確認すれば試験対策として万全です。
実際に僕はこれらのテキストを使用して、学習内容に示した通りの勉強方法で独学で合格しました。
賃貸不動産経営管理士の試験の公式テキスト
賃貸不動産経営管理の知識と実務 改定4版
実はこの試験は分厚い公式テキストが存在するのですが、僕はこのテキストを利用することなく合格できました。
今後の動向を考えると、将来的にはこの公式テキストをベースに学習するときがくるかもしれません。
改訂4版 賃貸不動産管理の知識と実務〈賃貸不動産経営管理士公式テキスト〉
今後の賃貸不動産経営管理士の試験対策
この試験は、国家資格としての歴史が浅く、未知数な部分が多くあります。
賃貸不動産経営管理士の設置義務に伴い、受験者の数も右肩上がりが予想されます。
一応公式のテキストが存在しますので、試験の出題範囲として予想されますが、かなり膨大な量に上ります。
独学だけの勉強に不安を感じるようでしたら、予備校の講座や通信講座を利用するのも有効な手段です。
賃貸不動産経営管理士のおすすめの通信講座
賃貸不動産経営管理士の講座を開講している予備校や通信講座は、最近になって増えてきています。
また通信講座はスマホやPC、タブレットで講義動画を視聴して、いつでも勉強できるWeb講座が中心になっています。
社会人の方は、通勤時間や昼休みのスキマ時間を利用した効率の良い勉強ができます。
これから賃貸不動産経営管理士のおすすめの通信講座をご紹介しますので、今後の学習にご参考ください。
アガルートアカデミー(Web講座)
アガルートアカデミーの通信講座は、スマホやPCでいつでも学習できるWeb講座になっています。
オリジナルのテキストを使用した一つの講義の時間は10分程度で、必要なことだけをコンパクトにまとめています。
※早期割引やキャンペーンなどによって価格が変ることがあります。
講座内容と最新の受講料やキャンペーン割引については、アガルートアカデミー公式サイトでご確認ください。
資格スクエア(Web講座)
資格スクエアの通信講座は、スマホやPCでいつでも学習できるWeb講座になっています。
特徴は短期間で試験に合格するのに必要な事だけを学習し、敢えて満点を目指さないことで、内容を必要最低限にまとまめています。
短期集中型で効率よく学習できる講座です。
国家資格化に備え、講義時間・講義内容・オリジナルレジュメ等を大幅リニューアルしています。
※早期割引やキャンペーンなどによって価格が変ることがあります。
講座内容と最新の受講料やキャンペーン割引については、資格講座 | 資格スクエア公式サイトでご確認ください。
スタディング(Web講座)
スタディングの通信講座は、スマホやPCでいつでも学習できるWeb講座になっています。
要点を集約した講義で、約8時間の短時間で基礎知識をインプットすることができます。
オプション講座で直前対策講座や模試を合わせて受講しても、かなりリーズナブルな価格です。
※早期割引やキャンペーンなどによって価格が変ることがあります。
講座内容と最新の受講料やキャンペーン割引については、スタディング公式サイトでご確認ください。